toshi1979のブログ

介護業界で働いています。音楽とスポーツと食べることが好きです。

【現在会員5名!】 NewsPicks フジロック友の会(仮称) メンバー募集【ゆる募】

こんにちは。今週末はいよいよフジロックフェスティバル'16です。

今年は20年目のアニバーサリーイヤーです。

FUJI ROCK FESTIVAL '16|フジロックフェスティバル '16

20年前に天神山の文字通り嵐の中の一回目、翌年のヘドロまみれの豊洲の2年目を経験した自分としても、とても嬉しく思っています。今年も当然3日間参加しますよ。

そこで、NewsPicksのPickerの皆さまの中にも、きっとFujirocker*1はいるのではないかと思い、開催一週間前を切ったこのタイミングでございますが、このたび、NewsPicks フジロック友の会(仮称)"を立ち上げることにいたしました。

【参加基準と目的】

  • NewsPicksが好きな人
  • フジロックが好きな人(今年行けない方もOK)
  • 音楽やキャンプが好きな人
  • 政治や宗教の話を周りに押し付けない人

フジロックの空間のように、ゆるやかにメンバーを募集したいと思います。

今回、実際に参加される方で、苗場で集まってミニオフ会をするのも良し、もしくは今回はあえなく参加できない方も交えて、年内にどこかでみんなで交流会ができればいいですね。

最初はこの3日間のどこかでオフ会をやろうかと思ったのですが、そもそもフジロックの"参加のハードルの高さ"、"開催日程をいつにするか”、”広大すぎる場所と移動距離”、そして参加者にとって一番深刻と思われる、"みんなのタイムテーブルを考えたら、絶対に時間が合わない”と、開催までの多くの障害があることがわかりましたので、まず今年はオフ会にこだわらずに、Pickerの皆さん同士でのグループ化から始めようと思います。

【申込方法】

申込方法は下記の二つとします。

①LINE で私、LINE ID: toshimichiganian を登録する。

②メールにて、fujirock4picker@gmail.com までお願いします。

ご連絡の際は、お名前と今年のフジロックに参加される方は、参加日を教えてくださると嬉しいです。

メンバーが集まり次第、グループ化し、情報交換ができればと思います。

苗場でもしタイミングが合えば、即席オフ会をしましょう。また、開催期間中、苗場の天候は目まぐるしく変化します。せっかくの縁なので、安全面での助け合いなどもできるといいですね。

※注記 上記で収集した個人情報は、今回の目的である「フジロックでのPickerの交流」以外では絶対に使用いたしません。

フジロック 便利リンク】

 最後にフジロックに行く上で、便利なサイトをいくつか記載しておきます。すでにご存じの内容も多いと思いますが、念のために

■公式サイト 

FUJI ROCK FESTIVAL '16|フジロックフェスティバル '16

スマホ用タイムテーブル

FRF16TTを App Store で

(iPhone)

タイムテーブル:FUJI ROCK FESTIVAL '16 - Google Play の Android アプリ

(Android)

■持ち物リスト

フジロックの持ち物リストとチェックリスト | フジフェスインフォ

(FUJIFES.info内)

苗場の山の中で行うフジロックでは、開催期間中、目まぐるしく天候が変わるため、手荷物はしっかりした準備が必要です。検索すれば持ち物リストはWeb上にたくさんありますので、参考にしてください。 

それでは、今週末に苗場でお会いしましょう!

【追記1: 2016.7.20 1:50】

なんと現時点で「5名」の方からご連絡をいただきました!!!
ありがとうございます!!
おかげで当日はミニオフ会が開催できそうです!!
まだまだ募集しておりますので、お気軽にご連絡くださいね。

 

*1:フジロック愛好家のこと

via NewsPicks; 介護ロボットの普及は、日本の介護の最優先事項なのか?

先週末にこのニュースを読んだときに、唐突な違和感があった。でも、一方で、このニュース元である政府(財務省厚生労働省)からこういうリークがされた文脈が、なんとなくだが理解もできた。

www.sankeibiz.jp 

そしてNewsPicksでは、このニュースについて喧々諤々議論もなされている。

ロボ導入施設の介護報酬加算へ 政府、市場拡大へ18年度改定から 

正直、面倒だと思った。このニュースを端的にコメントをするのは難しい。全体像を理解するために、膨大な説明が必要となる。

また、自分はこの件については、業界の中の人であり、つまり”インサイダー”の端くれである。この件はいずれは自社にも影響する話でもある。関係各位への細心の注意と利益相反、事実誤認を避けながら書かなければならない。まあ面倒くさい。

じゃあ、なぜ書く動機を持ったかというと、ふたつあって、ひとつはコメント欄で煽られたこと。(笑)もうひとつが本当の大きな理由で、このニュースのコメントを読むと大概の方がこのニュースの好意的か前向きに考えている事に対して、実際に介護に従事していると思われるPickerが、いずれも冒頭の私と同様に、微妙なニュアンスをコメントに書かれていたことだ。

気持ちはすげえわかる。何より介護はNewsPicksの中では弱小カテゴリーで、その発言力は小さい。何となくだが、コメント欄でも声の大きな人のぼんやりとした印象論に蹂躙されているような被害者意識も多少ある。(笑)気持ちはわかるが、説明をしたらコメントが長くなるので書きたくないなと思ったら、本日入っていた外出アポイントメントが急遽飛んでしまって、時間ができてしまった。せっかくなので、自分の考えを整理する上でもブログにて、この件について触れることにした。

端的に書くので、専門用語が多すぎるとか、もっとわかりやすく書けとか言わないように。

さて、ここからが本編です。

Ⅰ このニュースの背景

まずは記事を読んでもらうとして、ここで書かれていることのポイントについて触れたい。まず、原則、介護サービスの単価となる介護報酬は3年に1回の改定がある。次回がこの記事でも触れられている2018年度で、介護だけではなく医療との同時改定となる極めて重要なイベントである。

そして、現在の介護保険法及び介護報酬をとりまく流れとして、下記の通りだと考えている。

  • 全体的にサービスの基本報酬単価は下がる
  • 軽度および生活援助なサービスを徐々に適用から外す
  • ただし、有資格者の育成や研修などサービスの質向上を実現している事業者には、介護報酬への加算という形を取る。

つまり、介護保険の源泉となる社会保障費は膨張しているものの、それを上回る高齢者の増加によって、一人あたりに掛けられる費用は減っている。そこで、介護保険を適用できる範囲を狭めたい。しかし、それだと介護事業者と介護職員が一気に減少してしまうため、効率化や人材の定着、育成など継続的な経営努力を行う事業者については、加算という形で支援したいというのが、たぶん2018年度以降も続くであろう介護報酬のトレンドだ。

この文脈で考えると、本件の介護ロボットの導入は前向きな施策に見える。人材不足の介護職の離職防止にも、ロボット産業の成長発展にも繋がって良いこと尽くしではないかと。では、冒頭の私の違和感はいったい何なのか。

Ⅱ 目的と手段が逆転しているのではないか?

介護事業を携わってみて感じるのだが、現状の打開や問題解決を図るには、下記の3つのポイントに注力するしかない。

  1. 人材確保と育成
  2. 業務の効率化とフローの改善
  3. 医療と介護予防技術の進化への支援と連携

事実、当社はひたすらこればかりやっている。予算を上の3つに按分し、組織の力を付けながら何とか生き延びている。多分これは他の法人もそうだろうし、広い意味で言えば 、政府も同じかもしれない。税収と社会保障費のバランスを見ながら、効果的に上の3つのテーマに予算を按分しているのだと思う。

これで言うと、介護ロボットの導入は、「1.人材確保と育成」と「2.業務の効率化とフローの改善」に当てはまる。こうして書いてみると、良い施策なのではないかと思われるだろうけれど、やっぱりどこか腑に落ちない。そろそろ「結局、お前は何が言いたいのだ」とのお怒りを買いそうな気がするので、私の本件の所感を書く。

それは、つまり、

現状の問題解決の打ち手として、筋が悪くないか?

介護ロボットの普及(購入)ありきで、目的と手段が逆転していないか?

 ということなのである。あー、言っちゃった。

Ⅲ 介護ロボットを導入する目的

そもそも、みなさんは、介護ロボットにどのようなイメージを持っておられるだろうか。例えば、サイバーダインのHALとかイノフィスのマッスルスーツが有名ですね。

www.cyberdyne.jp

innophys.jp

身体からの微弱な電気信号を読み取ったり、人工筋肉を用いて、介護職員の悩みである腰痛を予防する高性能なロボットスーツ。ベッドやトイレなどの座位において、腰にかかる負荷を大きく軽減する。私もこっそり試着したけれど、確かに腰がだいぶ楽になる。たぶん、この記事に該当する"介護ロボット"は、そのような介護職員の作業補助をするようなスーツだったり、Pepperのように見守りを兼ねたセンサーカメラのようなものなのだろうと思う。

でも、現状、介護ロボットの導入はそれほど大きく進んでいない。例えば、防水性が乏しいとか躯体が大きすぎるとか、現状の機能面の問題もあるけれど、これは時間の問題で、いずれ解決すると思っている。また記事にもある通り、ロボットの価格の問題もあると思う。これは後ほど触れる。

実は私は、これまであまり議論されていない、もうひとつ大きな課題があると思っていて、それが下記のことなのである。

介護職員は、日中マルチタスクでいくつもの役割をこなしている。とんでもなく忙しい。

さまざまなメディアの記事やNewsPicksのコメント欄を読む限り、あまりこの前提で議論されていないのではないかと感じることがあるので、当たり前のことなのだが書く。

介護職員はとても忙しい。日中、高齢者の話し相手をするし、リハビリもするし、椅子やベッドへの移乗もするし、トイレやお風呂での介助もする。ご自宅から施設間の送迎車の運転もする。食事の準備や補助をしたり、皿洗いもする。

そしてここからが重要なことなのだが、その合間に並行して、事務作業をしている。お客様のご家族への連絡帳を記載したり、カルテのようなご利用者ごとにメモや記録に残してスタッフ間で共有したり、データとして定点観測して今後の分析をしている。ケアマネージャーやご家族に頻繁に電話もしている。だから、私のようなスーツを着た本社の人間が現場に顔を出すと、露骨に「忙しいからあっち行け」的な表情をされるが、その気持ちもわかる。介護はサービスごとの基準が定められており最低限の人員数が定められているが、かといって人数過多だと利益は出ない。だから、ギリギリの適正人員を敷いている。

その状態での介護職員の業務フローやタイムスケジュールを作成すると、相当に細かい。10分単位で行う業務は変わるし、同時に並行して業務を行う時間帯も発生する。つまり、マルチタスクで勤務を行う中で、都度ロボットを準備したり着脱するのは現場スタッフにとって、相当面倒くさいのだ。

じゃあ、やることを絞ればいいのではないかという議論もあろう。でも仮にロボットを着衣したとしても、1日中、ひたすら高齢者の移乗をしたり、おむつを交換したり、お風呂を入れ続けたり、トイレで介助し続けるというのも、職場環境的にどうかと思う。それこそブラック企業ではないのかな。

でも、介護業界にとって業務フローを整備するとか、効率性を上げるというのは重要なテーマだ。これについての現状の考えについても、後ほど触れたいと思う。

Ⅳ 介護事業者がロボットを購入しやすくするためには

とは言っても、人材不足なんだし、今後ロボットの時代になることは間違いなんだから、つべこべ言わずに導入しろよと思われる方もいらっしゃるかもしれない。

確かにこれまであれこれ書いたけれども、私はロボット自体には否定的ではない。いつかはそういう時代も来るのだろう。また、そうなった時に乗り遅れないように、早めに情報をキャッチしたり、試してみたいなという気持ちは常に持っている。

ただし、現時点では非常に高価なものである。例えば、上記で挙げている作業支援用ロボットは、一体数十万円~数百万円の価格帯である。

介護報酬収入(通常単価+ロボット導入等加算) ≧ 人件費+ロボット導入費用

つまり、この数式が成り立たない限り、介護ロボットの購入は難しい。そして薄利である介護サービスにおいて、先に高額を支払ってロボットを購入し、後の収入で費用を回収していくには、先に挙げたとおりまだまだ製品の機能と価格のバランスが釣り合っていない現状がある。正直今だったら、ロボット買うよりも、採用費に回した方がまだまだ安い。当たり前だが、ロボットよりも人間の方が器用にテキパキ働くし。

また介護事業者にとって、介護報酬改定のたびに基本報酬が切り下げられているという前提があり、加算は一時的にはもらえるけれども、どこかの時点で無くなるかもしれないという過去の梯子外しのトラウマは脳内のどこかに残っている。そして、これはあまり知られていないことだが、介護保険収入は消費税が非課税だ。つまり、今後消費税が増税されるとしたら、一般的には利益を押し下げる要因となる。

介護事業者にロボットを購入させるのであれば、まだ、購入補助や減税の方が手が上がるのではないのだろうか。介護報酬加算というのはどうにも筋が悪いように感じる。

 Ⅴ 業務フローの整備と効率化を行うには

上記Ⅲで業務フローの整備と効率化について触れたが、正直申し上げて、ここは業界全体で改善余地がかなり大きいと感じている。

例えば、ペーパーレス化。法人内では完結せず、複数の事業者をまたがって、介護保険のケアプラン作成や介護収入の請求を行う我々の業界では、日常的に紙とFAXと電話がバンバン使われる。帳票作成の記録においても、同じデータを重複して筆記で入力するということがまだまだ多いのが実情である。一般のオフィスから見れば数周遅れ、医療から見れば介護は一周遅れぐらいの状況であり、例えば、業務システムなど情報システム関連の設備投資と人材がこの業界に流入できれば、まだまだ変わることができる。

また、AIの進化にも可能性を感じている。例えば、まだまだ未知の症状である認知症において、進行を抑止するための機能訓練や対応方法は、現状では属人的な知識や経験則で賄うケースが大きい。そこで、これまでの診断データとAIを使い、近似の事例から最適解を割り出すということが、いつか実現できるのではないかと思っている。

良いか悪いかは別にして、世界で最も高齢化が進んだ日本は、世界で一番、高齢化の問題と医療・介護において、最も豊富な事例とデータを抱えている

あくまで介護ロボットの普及は手段であり、本来解決すべき課題は、少子高齢化におけるヒト・モノ・カネ・情報のリソースの最適化のはずだ。

介護事業者として、そこを履き違えてはならないとだけは思っている。

 

Via NewsPicks: 昨夜のイベントに参加して思った事

おはようございます。日付が変わってしまいましたが、昨日(2016/5/16) NewsPicks本社にて開催されたイベント「NewsPicksの課題と可能性」に参加させていただきました。

NewsPicks、Uzabase社の皆さま、パネリストの皆さま、そして、参加者のユーザーの皆さま、ありがとうございました。そして、コメント欄でも大勢の方が書かれていますが、昨夜の立役者はモデレーターの坂之上女史の進行によるところが大きいと思います。様々な論点や意見がさまよう中、限られた時間で見事にまとめられたと思います。

残念ながら所用で前半のトークセッション&質疑応答のみの参加となりましたが、せっかくいただいた機会ですので、下記に感想をまとめさせていただきます。

はじめに:

コメント欄を拝見する限り、どうやらイベントへの応募が定員よりも多く、自分は運よく当選したようですので、まずはじめに、現時点の自分のNewsPicksへのスタンスと、このイベントへの参加動機を記します。

自分がNewsPicksを始めたのは、一昨年の夏あたりからです。現業である介護や高齢化問題、現職の経営マネジメントやIR・投資家対応を中心に、興味のあるトピックにコメントをしています。

すごく熱心なヘビーユーザーとは自分でも思っていないのですが、それでも一日のうち、移動中や仕事の合間などにNewsPicksを眺める時間が増えたように思います。

有料課金も導入初期から行っています。単純に知識を吸収することが好きだし、NewsPicksへの応援も含めて。昨夜のトークにも触れられていましたが、こういうサービスでマネタイズしていくのは並大抵の努力では続かないと思いますので、応援する意味で課金しています。自分の中ではクラウドファンディングに近い感覚でしょうか。

そんな自分のこのイベントの参加動機ですが、NewsPicks社に実際に足を運んで、経営・運営サイドの声を直に聞いてみたいと思ったことです。

現在、僕は37歳なのですが、たぶん、梅田社長も佐々木編集長も自分と年齢が近いはず。NewsPicksがスタートアップからの成長の中で、組織も運営ももう一皮むけなければいけない第2期を迎えている中で、何を悩んでいて、どういう言葉を発するのか。業種も立場も違うけれど、同じ経営をしている人間として興味がありました。他にもいろいろあった気がしますが、梅田さんがこのNewsPicksをどのように舵を切るんだろうなという関心が一番の動機です。

 参加した感想:なぜ梅田さんは信念、思いをもっと強く押し出さないのか。

昨夜はいくつかのテーマについての議論や質疑応答があったのですが、全体を通して気になったのが、梅田さんの発言から「民主主義」「自由」「多様性」というキーワードが出ていたことです。

確かに、メディアとユーザーを繋ぐソーシャルプラットフォームとしては正しいのかもしれないけれど、一方でそうした観念に縛られていて、ユーザー側からは運営の主体性や責任が見えなくなっているように感じました。

誰だって「民主的で、自由で、多様性のある」風通しのいいコミュニティが甘美で良いに決まっているわけです。でも、一方で『ここは俺たち(NewsPicks+Uzabase)が作った箱庭です。ルールを守って遊んでください』と宣言して運営の軸をもっと明示化した方がいいのではと思っています。

きっと梅田さんをはじめUzabaseの方々は高尚な理念を持って、自分たちや会社のお金を投じて、NewsPicksを立ち上げたことと思います。

NewsPicksは営利企業で、理想だけでは飯が食えないことは僕だけではなく他のユーザーの方々も理解していると思います。だから、運営主体者として変に遠慮をする必要はないと思うのです。

運営側が「俺たちはこうしたい」「この一線だけは引かせてほしい」と決めてくれた方針やルールの中で、我々ユーザーが自由に遊ぶ。それでも充分にユーザーに配慮された環境ではないかと。余計なお世話かもしれないですし、もしかしたら僕が見えていないだけかもしれませんが、もっと梅田さんも運営側も前に出てきていいと思っています。

懸念;お客様(ユーザー)へのコミュニケーションと対応の不一致

もうひとつ、これは感想というよりも懸念なのですが、やはり現時点では運営側のユーザー対応は改善の余地が大きくあると思います。

それは、これまでもコメント欄で議論になった通り、運営方針等の情報発信や問い合わせやトラブルの初期対応が遅れて後手を踏んでいることもあるのですが、昨日一番気になったのは、ユーザー対応に関する方針や取るべきアクションがきちんと運営側で統一されていないのではないかということです。

参加者への冒頭の発信制限のアナウンスは、安田隆之さん(おっちゃん)が、イベント後のコメントも記載されている通りの認識を自分もしていましたので、正直、その後の訂正については面食らったと言うか、びっくりしました。昨日はご挨拶できなかったですが、プロフィールを拝見する限り、安田さんは飲食業の経営者で、僕も介護の会社で、共にBtoCでお客様を一人ひとり接客しながら売上を稼ぐ仕事ですので、勝手に安田さんと価値観を共有しているつもりですが、あれを自分の会社で起きたとしたらかなり問題視します。

運営側の中で齟齬があったという点で、些末な問題だと受け止めるか、そうではなく重要な問題だと捉えるかですが、お客様であるユーザーにきちんと正面から向き合えているのかという意味では、昨夜の対応は残念でした。

お客様は勝手なもので、良い対応はすぐに忘れたり、もっと上の品質を要求しますが、不満というのは小さくとも忘れずに蓄積していくものです。安田さんの最後のご指摘はそういう思いが込められていると思いますので、老婆心ながら書かせていただきます。

最後に:今後も継続的な交流があったらいい

参加させていただいた御礼と受講料代わりの義務感から、感想や自分の考えをしたためておりますが、重ね重ねですが、やはりNewsPicksと梅田さんの事を期待しています。

昨夜も「コミュニケーション下手」と散々な言われ様で、坂之上女史と藤野さんのフォローがなければ、もしかしたらワンサイドゲームだったかもしれませんが、それでもこうしてコメントを書いたのは、やまもといちろうさんもおっしゃっていましたが、梅田さんの真面目で純朴な人間性がよく理解できたからです。

日々の経営者としての意思決定とNewsPicksでの騒動で大変な事と思いますが、できる範囲で構いませんので、昨夜のようなオープンな形式のディスカッションや梅田さんの運営方針を開示する機会がお願いできればと思います。

 

昨夜は参加させていただき本当にありがとうございました。

長文失礼しました。

via NewsPicks; 介護職はドラマのように絶望的なのかという問いについて

NewsPicksのコメント欄で"もっと自由な ピッカーを"さんから、ご指名を受けました。NPにはプロピッカーをはじめ、介護で活躍されるピッカーの皆さんが少なくないと思いますが、僭越ながらコメントを記します。

※NewsPicksでコメントを書いていたら、余裕で1000文字オーバーしていたのでブログにてレスします。

newspicks.com

まずは、上のNewsPicksの記事を読んでいただければ、と。

ニュース元は↓こちら↓。

www.j-cast.com

【コメントの前提:そもそもこのドラマを見たことがない】

まずはじめに正直に告白しますが、私、このドラマを見たことがありません。
自慢ではないですが、月9なんてこの20年近く見ていません。従って、このドラマで介護がどのように描かれているかわからないので、ニュース元のJ-CASTニュースで記されている情報のみで、これからのコメントを書きます。

【論点1:日本介護福祉士会の意見書提出をどう考えるか?】

まず当該の日本介護福祉士会フジテレビジョンへの意見書が法人ホームページに掲載されているので、各自読んでいただければと思います。 

『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』に対する意見 (公益社団法人 日本介護福祉士会

https://www.jaccw-carewel.net/jaccw_info_file/topics/416/ikensyo.pdf

意見書を読んで、皆さんはどう思われましたでしょうか?

僕は業界団体として至極真っ当な主張だと思いました。今の現状認識を鑑みながら、的確に訴えるべきポイントをしっかり押さえていて、正直、なかなかバランスよく良くまとまっている文章だと感じます。

意見書は現在もそうだし、将来はますます介護に従事する人々は足らなくなる。そういった状況下において、学生など若い世代や介護職の中心となる女性が主な視聴者層と想定される月9ドラマは非常に影響力があるのだから、介護の描かれ方には極力配慮をお願いしたいという内容です。
僕も介護事業者の経営者の一員なので、この仕事には誇りもあるし、なにより一緒に働いてくれる従業員を守らなければならない。だから、介護福祉士会が意見書を出したことについては、まずは賛意を示したいと思います。

【論点2:本当は介護の仕事って、ドラマのように過酷な労働条件じゃないの!?】

たぶんコメント欄を通じて、多くの方々が疑問に思っているのがここだと思います。つまり、『でもドラマの内容って現実の一端を描いているのでは?』という指摘。これについては、僕はこう考えます。

確かに一部の事業者ではそうかもしれない。でも、本当に優良な事業者もある。介護の仕事をするのであれば、情報を集め、自分の目で確かめて、志のある優秀な経営者とスタッフが在籍している事業者を選び、働くべきだ。

昨年4月の介護保険法改正によって、介護事業者は経営力の優劣によって"勝ち組"と"負け組”の二極化がより明確になってきています。

例えば、給与水準について。この記事で出ている『手取り14万円』というと給与支給額は月17万円ほどですが、じゃあ、勝ち組の事業者の介護職の手取りはやはり月14万なのかといったら、大部分の事業者ではそんなことはないと思います。

手前味噌ですが、私が在籍する弊社は現在1,400名近い従業員がいて、そのほとんどが現場のスタッフです。弊社では新卒や中途未経験でも基本給+職務手当で20万円は越えます。そこに年2回の賞与や年次の昇給とベースアップがあります。

確かに他の業界には介護よりも高収入の仕事は多くあると思いますので、決して胸を張れる環境ではないのは理解していますが、例えば若い一人暮らしや夫婦共働きの世帯が生活できない収入かというと、力がある事業者で働けばそんなことはないと言えます。

【最後に:働きやすさと働き甲斐のある職場環境】

とはいえ、これからの来る時代に備えて、介護職の質量を上げていくには、給与水準を増やしていくことだけでは不十分なのです。実際に弊社の現場スタッフの退職理由を調べていくと、実際は給与の低さはそれほど多くはなく、むしろ組織の弱さから来る人間関係が目立ちます。
例えば、管理職のマネジメント能力であったり、先輩スタッフの後輩へのコーチングなどでカバーできる要素が多く、報酬や福利厚生から働き甲斐に手厚くシフトする必要性を感じています。

 

長文乱文で失礼しました。
皆さま、良い週末をお過ごしください。

ブログを始めます

とりあえず、ブログを始めてみようと思います。

 

いろいろと自分の考えをアウトプットをしたり、息抜きに好きなことを書いたり、今やっているNewspicksの記事の中でどうしても収まりがつかないコメントについては、こちらのブログで書いたりしようと思います。

 

自己紹介はしませんが、いずれ仕事の話を書いたりすれば素性はわかるでしょう。

ゆるゆると始めますので、更新頻度はあまり期待しないでください。

よろしくお願いします。